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創業時の注意点(リース契約編①)

こんにちはCyphs(サイフス)です。

 

創業者間もない方との話の中で多いのが、設備や技術機器等の初期投資の困ったです。

特に、指圧・マッサージ、ネイル、エステ等のケースでよく見られます。

 

柔道整復師やネイル・エステサロンにおいては機器を活用することがあります。

その機器類をリースで購入されるケースが多々あります。それらをリース契約といいます。

 

リース契約はファイナンス・リースとオペレーティング・リースという2つの種類が存在しています。

描き簡単に説明します。

 

<ファイナンス・リース>

指圧機器、マッサージ機やパソコン、複合機などのIT関連機器、レジPOSシステム等をリース期間(比較的長く3年から5年が一般的)に応じてリース料を支払います。

中途解約は原則不可で、解約の場合は総額を支払わされることになります。

リース会社がリース契約に要した資金のほぼ全額を、リース料の総額によって賄う仕組みだからです。

このリースは所有権移転ファイナンス・リースと所有権移転外ファイナンス・リースに分けられます。所有権移転ファイナンス・リースでは、リース期間が終了すると所有権はリース会社から企業へと移転しますが、所有権移転外ファイナンス・リースの場合、リース期間が終わりリース料を満額支払ったとしても、所有権はリース会社に残るのです。

よく問題になるのが所有権移転外ファイナンス・リースです。

 

<オペレーティング・リース>

ファイナンス・リース以外のリースで、借り入れ側の希望期間(短期間)で契約することができ、期間満了後返却するレンタルのようなものです。

 

創業者の方は、初期投資を抑えたいがためにリースを活用します。

しかし、事業を始めてサービスの提供を始めると機器類が思ったよりも自社に合わない等という理由で契約を打ち切ろうとしたり、内容を変更するなどリース会社と交渉しますが、原則解約ができません。解約は=全額支払いになるため、あきらめることも多々あります。

 

ただし、業者が提供した機器類に問題があったり、故障が多いなどの場合は、その証拠をもって交渉することもできますが、なかなか厳しい結果になると思われます。

 

そのため機器の選択を丁寧に行い、当初は市場シェアが高いものを選択するのもありかと思います。

差別化については、人手による手技(しゅぎ)やサービス、雰囲気と言った点で際立てることがベターだと思われます。

 

リース契約で失敗し、損失が増えて結果事業をやめてしまうケースも存在していますのでご注意ください。