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漫画(落書き)でもよいので伝えること

こんにちは中小企業診断士、ストリートコンサルタントのCyphs(サイフス)です。

 

企業様の支援の際にコンサルタント等の支援者に「伝えたいことが伝えられない」、「ぼやっとした感じで伝わっているのか心配になる」という悩みを聴くことがあります。

コンサルタントとしては、丁寧にじっくりとヒアリングして、社長の思いをしっかりと把握していくことが重要となります。

しかし、社長としてはうまい聴き手がいることで、いつまでたっても伝えられないままの可能性があります。

 

コンサルタントとしては、その方が社長の気持ちを分かってあげられる存在として価値は高いかもしれません。

しかし、一人のコンサルタントだけを頼るのではなく色々な専門家を活用し、企業として成長していただくほうがリスクは低いはずです。

そういったことから色々な人に対して説明できるようにした方が良いと思います。

 

その手法としては「漫画で伝える」です。

※全く話すらしない社長やシャイすぎる社長の場合は困難ですが

 

漫画といっても四コマ漫画を描けということではありません。

今困っていることを1枚の絵に感情面と物理的に困っていること等に分類して書きたいように描くことです。

それらに対してどの程度困っているかについては、イメージとして落書きしてもらいます。

それらを見ると頭の中の問題意識や心の重圧の程度がよくわかります。

 

例えば、以下のようなケースはしっかりと伝えられるタイプといえますので、説明できていない事項が社長の中に内在している感情面かもしれません。

・箇条書きでイメージが出てくる場合

・要素がグルーピングされている場合

 

社長が描き出したものからイメージされるものを踏まえて意見交換します。

社長の考えや気持ちが伝われば成功です。

 

なお、いきなり描いて(書いて)くださいといっても困難なことがあるので、私が作ったサンプルをお渡ししてやってもらいます。

 

※何度やっても、どうしても出てこない場合は「社長デッサン」ということで、社長の考えを絵にしてみて意見交換をする場合もあります。

 それをサンプルにして、ボヤっとしたものを明確にしていく過程を経験してもらいます。

 

漫画でもよいので伝えていただくことで、社長の考えを明確化しても明確にしきれない「ボヤっと」した潜在的なところをイメージとして支援者と共有できるため、支援がスムーズにいくと考えています。