こんにちは中小企業診断士、ストリートコンサルタントのCyphs(サイフス)です。
大手企業の方で調達部門にいる方と話す機会が複数ありました。
その方曰く、機器+サービス提供による収益化を進めてきたが、DXが進む中で、トータルソリューションの提供がめしのタネになりそうだとのことでした。
例えば、センサーの有効活用により、販売先等のワークフローにおける動き(情報)の収集・蓄積、分析(AI含めた)を促進することで、最適なワークフローのソリューションを提供するなどです。
(日経関係の雑誌でも言われていることなので大手製造業の共通課題なのでしょうかね)
そのために必要なインプット(センサーやVRなどの知見の確保)をより加速させて、必要な調達をかけていく必要がある。
加えて調達の仕方についても、ここ5年くらいで大きく変わってきているようです。
ハードウェアについては、Web見積システムを活用しようとする方針が強くなっているようです。
これまでは内部製造部門や外注先とのすり合わせで精度の高いものを作ってきたが、精度も上がってきているようで試作開発などのかなりの案件がそれらのサービスに流れているようです。
Web見積としては以下が有力ですが、プロトラブズとMeviyは大手資本。プロトラブズは外資。Meviyは大手のミスミが運営。CADDi、Kabuku MMS、TerminalQはベンチャー・中小企業が提供するプラットフォームです。
<製造業向け加工見積もりサイト一覧>
なお、プロトラブズさんについては私自身6年前に担当の方と話したことがありますが、対応が良かったです。
アルミによる試作用の簡易金型で小ロット生産をした場合で、摩耗により少し傷んだ場合は対応してくれるのかという問いに、対応するという回答をいただいた記憶があります。
これを聴いたとき「まずいな」と思いました。
中小企業さんだとそこまで対応してくれないところが当時はあったからです(今は柔軟なところが多いですが)。
これらのプラットフォームに参加する手もありますが、参加すれば最安値で製造することになります。
また、参加しなければ、これらのサイトで下見積りを取られて、「この値段じゃないと発注しない」という板挟みになります。
そういったことからいずれの道を選ばれるにしても厳しい状況となります。
そのため、それらの道でない第3の道を模索する活動も必要になるかもしれません。
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