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【解説】オリジナルパッケージ新時代

こんにちは中小企業診断士、ストリートコンサルタントのCyphs(サイフス)です。

 

10年前にT-shirts製作を始めた当時は、まだスモールビジネス向けのオリジナルパッケージ製作のサービスがなく、発注するにあたってもロットが非常に多く、数十万円単位の発注でないと受けてくれないことがありました。

そのためT-shirtsやパーカー、ボトムス、キャップなどは作れてもパッケージがイマイチのブランドが多かったかと思います。

一方で、グーニーズやバックトゥザフューチャーをモチーフとした「ヘッドグーニーズ(現ジェットリンク)さん?」においては、オリジナルブランド製作の先駆けとして色々とやられていましたが、パッケージもすごく洗練されていたのを覚えています。

(まさに続けるということの重要性を気づかされますね。今はもっと凄くなっています)

 

最近ネット上でオリジナルパッケージと検索すると幅広い業種向けにヒットします。

 

個人によるインターネットを活用した商品やサービスの提供が普及していることから、それに併せて周辺ビジネスも普及してきたようです。

 

そこで今回はアパレル向けの付随サービス(パッケージ・タグ)をご紹介します。

 

パッケージ

◆Canal

分野:雑貨、衣類、食料品(菓子、ビン詰め、豆類、粉物、葉物)

https://canal.ink/

 

パッケージのセンスが非常によいのが特徴でしょうか(もちろんロゴ等のデザインは自社でやらなければなりませんが)。

それ程安いというわけではありませんが、比較的回転率が高い商品をお持ちの会社であれば発注をかけるのはありだと思います。

 


◆Printful

アメリカのプリントビジネス界のAmazonとでもいった方が良いでしょうか。

https://www.printful.com/jp

 

サービスとして、倉庫&フルフィルメントサービスが今後有望だといえます。

Printfulの倉庫にT-shirts等を預けることで、注文が来てからパッケージに封入して発送してくれるサービスです。

これにより相当な労力の低減が図れるともいえます。

本題のパッケージですが、基本的には上記のCanalのようなオリジナルではありませんが、段ボール箱に封入するノベルティで変化を加えるというところでしょうか。

 

まだ日本での展開は、日本の一部の印刷会社と連携し、プリントを提供している程度です。

このまま成長が進んでいくとプロトラブズのように本格進出し、日本の印刷会社の下請化が進むかもしれませんね。

ただし、センス的(ディテールが微妙にイマイチ)なため、現時点では日本企業の方が良い気がします。

ビジネスモデル(フルフィルメントサービス)と低コストによる浸透化が普及のカギかもしれませんね。

 

まだまだ黎明期ですがこの手の企業は要チェックです。